「このままだと外壁がダメになる」と不安をあおる訪問営業にご注意を|2025年11月・上田市で実際にあったご相談より

有限会社大矢塗装店の大矢淳一です。
昨年2024年の夏ころまでは、上田地域周辺でも点検商法の業者が多く回っていたようですが、
最近はお客様より聞くことも少なくなりほっとしていました。
しかし、先日電話で訪問営業の業者が来て困っている。
また来そうなので、どうしたら良いかと相談を受けました。
- 最近、訪問営業の業者が自宅に来て不安になった方
- 「外壁が危ない」「今すぐ直さないと」と不安をあおる営業トークに戸惑ったことがある方
- 「一度断ったのに、また来た」としつこい勧誘に困っている方
- 高齢のご家族や一人暮らしの親が、訪問営業のターゲットにならないか心配な方
- 「本当に必要な工事なのか」判断できず、不安に感じている方
ご相談内容
ある日、お客様のお宅に訪問してきた業者が、
「このままだと、外壁を全部張り替えなければならなくなりますよ」
と、かなり不安をあおるような説明をしたそうです。
この方は一度ご家族と相談のうえ「今回はやる気はありません」と丁寧にお断りされました。
ところが後日、その業者が再び訪問。
「見積りは無料ですから」と再度勧誘を持ちかけてきたそうです。
このときは、ご家族の方が対応し、「やる気はない」と再度断ったとのことです。
それでも勧誘されたら…それは法律違反の可能性があります
断ったにもかかわらず再度勧誘することは「特定商取引に関する法律第3条の2」で禁止されています。
▼法律では次のように定められています。
事業者は、訪問販売をしようとするときは、勧誘に先立って消費者に勧誘を受ける意思があることを確認するように、努めなければなりません。
消費者が契約締結の意思がないことを示したときには、その訪問時においてそのまま勧誘を継続すること、その後改めて勧誘することが禁止されています。
今回のようなケースでは…
今回、ご相談いただいたケースでは再勧誘の禁止等に抵触している可能性があります。
訪問営業は営業手法のひとつでそれ自体が問題ということではありませんが、最近はトラブルにつながるケースや詐欺的な被害にあう方も多く注意が必要です。
今回は消費生活センターへの相談をお勧めし、お客様自ら連絡したそうです。
そこで、対応策も教えてもらえたと後日、お話しくださいました。
お住まいの地域の消費生活センターや消費者ホットライン188といった相談先があります。
- お住まいの地域の消費生活センター
- 消費者ホットライン「188(いやや!)」
上田市の消費生活センター情報はこちら:
👉 消費生活センター – 上田市ホームページ


近所でも同様の報告が…
また、相談会にお越しいただいたお客様より「最近、近所に回ってきた」とお話をお伺いしました。
勝手に家の周りを見て回ったり、「近所の○○様もお見積りするのでどうですか?」と持ち掛けられたようです。
対策として大切なこと
塗装会社による訪問営業を受け、不安な時は、必ずご家族や信頼できる方と相談してから判断してください。
その場で即決しないことが大切です。
また、ご近所の方々と共有することも良いかもしれません。
まとめ
突然の訪問営業には、冷静な対応が求められます。
少しでも「おかしいな」と感じたら、一人で悩まずに、まずは相談窓口にご連絡を。
地域のみなさまが安心して暮らせるよう、今後も情報共有を大切にしていきたいと思います。





